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よく寝る大人もまだまだ育つ!-睡眠を見直してもっと健康に-

第6回 「よい眠りのためにできること」

 今年の夏の猛暑にはほとほと困り果てた方も多いのではないでしょうか? 熱帯夜続きでなかなか寝られないために、からだが十分に休めず疲れが取れないまま翌朝を迎えてしまい、夏バテでダウンして受診する方も多かったそう。気象庁による長期予報では9月中も厳しい残暑で気温の高い日が多いとか。まだまだ涼しくすごすための工夫が必要な毎日が続きそうです。(第5回のコラム参照

 また、暑いのに「冷え」を感じて体調が万全でなかったり、冷えから腰、肩などに痛みを感じたりしていませんか? 暑くてたまらないのに冷えるなんて・・・一見正反対のことのようですが、電車でもオフィスでもおうちでもエアコンガンガン! 常に冷気にさらされている状態になってしまい、さらに外気との気温差にいたっては真冬のそれと変わらないほど。自分で感じている以上にからだは全身の機能をフル活動して体調維持のためにがんばっているのですから、夜しっかり休めてあげないと体調を崩してしまうのは当然のことなのです。

 涼しさを感じるころになると、あっという間に寒さがつらくなる季節がやってきます。今のうちに夏の疲れをとって、からだを整えておきたいですね。「しっかり眠れているのか、自分の眠りが気になる」という方はナチュラビオィック・ウェルネスデザインサロンの「グッドスリーピングプログラム」でご自身の睡眠状態を把握して、適切なケアを始めてみませんか? 特に女性の方には代謝に注目した「インナービューティプログラム」もおススメです。

 前回より、寝室の睡眠環境をテーマにしていますが、今回は寝具などを取り上げます。
 寝ている間は深部体温(からだの中の温度)や代謝が低下するため、パジャマや布団などの寝装具はより保湿性の高いものがよいでしょう。布団とからだの間にできる空間の温度は32~34℃、湿度は45~55%だと快適な睡眠が得られる、というデータがあります。ご自分が布団に入ったときのことを想像してみていただきたいのですが、まず布団に入ると寝床の中の温度は上昇し、そこからほぼ一定となります。湿度は急激に上昇した後、敷き布団や掛け布団の外側に移動していくので低下します。こうして、寝床の中は温暖で乾燥した快適な状態が保たれるのです。ところが、冬になると布団に入ったときに感じるひんやり感や、寝返りによる肩からの冷たい空気の出入りが快眠を妨げます。そんなときは、掛け布団を厚手のものに替えたり、枚数を増やしたりすると思いますが、実は放熱は掛け布団よりも敷き布団からの方が大きいため、敷き布団の枚数を増やしたり、肩口を覆う工夫をするのも効果的です。

 敷き布団は適度な固さがあり、からだをしっかり支えて寝返りがしやすく、正しい姿勢を保てることや、吸湿性、通気性に優れて保温性の高いものがよいでしょう。また、掛け布団は吸湿性、放湿性が高くて適度な軽さと柔らかさが必要です。布団は、一度購入してしまうとなかなか買い換える機会は多くないと思いますが、買い換える際や買い足す際に参考にしてください。
 寝間着はからだを締め付けないことが大切。ダイエットのため、とガードルなどからだを締め付けるものをつけて寝るのはやめましょう。素材は吸湿性、吸水性に優れているものが適しています。シルクのパジャマがよい、と言われるのは、シルクが肌の汗を素早く吸いとって、素早く乾燥させてくれるため。また、からだの老廃物を排出するデトックスの効果も期待できるそう。天然素材がお勧めです。

 これまで、「よい睡眠とはどんな状態か」また、そうした「よい眠りを得るためにできること」をさまざまな角度からご紹介してきました。眠りについて気になることや、お悩みを抱えていらっしゃる方には、それぞれ違った原因が潜んでいる可能性もあります。ちょっとした工夫で改善される場合もありますが、気になる症状が長く続いたり、ひどくなるようなときには医師に相談するなど専門家の力を借りることも必要でしょう。
 健康の大切な要素のひとつである「快眠」。ご自身の睡眠に関心を持って、よりよい眠りを得ることで元気な毎日をお過ごしください。

参考文献:『基礎講座 睡眠改善学』

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